犬のうんちが 黒い !大きな3つの原因

犬のうんちが 黒い !大きな3つの原因

以前、アニカルでは「犬のうんちからわかること〜色編〜」と題して犬のうんちの色からわかる症状について紹介しました。今回はその内容の中でも「黒色便・うんちが 黒い こと」についてさらに深掘りしていきます。

その1:口腔内トラブル

黒色便の理由の中でも緊急性があまり高くない症状です。例えば、歯肉からの出血を飲み込むことで黒いうんちがになることがあります。口腔内トラブルは内臓疾患に比べて怖さは少ないように思われますが、歯は犬にとって非常に大事なものです。

歯肉からの出血は歯肉炎などが考えられ、それをきっかけに歯が失われると食事がうまくできなくなり、衰弱してしまいます。犬の口腔内状態もうんちの色とともにチェックするといいでしょう!

その2:上部消化器疾患や異物誤食

緊急性が高い症状として上部消化器(食道や胃・十二指腸)疾患が考えられ、胃腸炎や重篤な胃炎、十二指腸潰瘍、腫瘍などがあげられます。。出血してから時間が経ち、消化器でも比較的前半でも出血のため黒色であると考えられます。この場合、大量出血のため早期に動物病院に連れて行ってください!

また、子犬の場合では異物誤食により消化管内を傷つけてしまい、出血により黒色便になる可能性があります。

その3:寄生虫感染

体長1〜2㎝の白い虫が黒いタール状の便に見られたら犬鉤虫(こうちゅう)を疑ってください。犬鉤虫は小腸粘膜に噛みつき吸血します。成犬では無症状の場合が多いですが大量に寄生された場合、慢性的な貧血や軟便が起こり、子犬の場合ではタール状黒色便の他に下痢や血便、脱水症状が起こります。

動物病院では1000〜1500円程度で糞便検査が受けれるため、気になったら受診するべきです。

食事による黒色便?

上記の原因以外にもフードの成分により黒色便になることがあります。具体的にはチキンやラムなど動物系のフードは比較的黒〜茶色のうんちが出ることが多く、逆に穀物や野菜のなどの植物系のフードなら色が薄くなります。

また、フードの着色料などによっても黒色便になることがあり、この場合は心配する必要はありませんので、気になる場合はフードを変えるなどして見てください。逆に変えても黒色便になる場合は上記の症状を疑うべきです。

黒色便・うんちが黒い時の対処法はあるのか

話が少しズレますが、ワンちゃんの腸内環境を整えるのにヨーグルトを少しあげるといいでしょう。牛乳と同様にあげて良いのか心配される方もいると思いますが、ヨーグルトの場合、乳酸菌により影響を及ぼす乳糖が分解されているため大量に与えすぎない限りでは良い結果が得られると思われます。

〜まとめ〜

口腔内トラブル:緊急性は高くないですが、食事に影響が出る場合、動物病院に連れていきましょう

上部消化器疾患:緊急性が高いです!すぐに動物病院へ!また、子犬の場合は異物誤植にも注意を!

寄生虫感染:黒色タール便に白い虫がいたら可能性が高いです。糞便検査をして見ましょう!

うんちはワンちゃんの健康のバロメーターです。毎日ワンちゃんのうんちの色をチャックして症状が重篤になる前に防ぎましょう!

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