犬や猫が 骨折 した時の応急処置|獣医師監修

犬や猫が骨折した際の応急処置を解説

お散歩中の交通事故や高所から落ちたなどで「足を引きずっている・・・骨折したのかな・・・?」と思われたことがある飼い主さんも多いと思います。今回は犬や猫が骨折したときの応急処置を紹介します。

 犬や猫が骨折した?と疑う症状

犬・猫ちゃんは運動神経が良く、特に幼少期はやんちゃなため無理な行動をして飼い主さんが知らないうちに骨折することがあります。次の症状が見られたら、骨折の疑いがあるので注意しましょう。

歩き方がおかしい(特に、前足の場合、前足が地面につかないように庇いながら歩く)
・一部変形している
・じっと床の上からうずくまっている
排便排尿がうまく出来ない
]

などが挙げられます。

 犬や猫の骨折時の応急処置

処置をする前にまず飼い主さん自身が落ち着いてください。慌てて行動することで飼い主さんのケガにも繋がりますし、犬・猫ちゃんが嫌がることで患部がひどくなる可能性があります。応急処置は次の通りに行います。

①手足の骨折の場合、出血していた場合は、まずは圧迫止血をして下さい
②止血しているガーゼの上から、副え木として平たい棒で患部が曲がらないようにします
③棒の上から包帯を巻いて固定します

 このとき、包帯をきつく巻きすぎないようにしてください!また副え木がない場合は、きつく縛った新聞紙や段ボールで固定して下さい。

ただし、これはあくまでも手足の骨折時の応急処置です。腰や背中を打ったときは無理に動かさずに、獣医師に連絡しましょう。

 犬や猫の骨折は自然治癒するの?

人間に置き換えてみれば、「あれ、骨折したかな?」くらいの骨折では病院へ行かず、冷やして湿布を貼る程度でおしまいにしてしまう人が多くだと思います。実際、軽い骨折なら数週間後には自然治癒で直っていることが多いと思います。

たしかに、犬・猫ちゃんも人間同様に自然治癒はします。しかし、骨折治療は最初が肝心と言われます。骨折を治すための細胞やタンパク質が生産されるのは、初めの2週間だけと言われています。

その間に骨折がある程度回復しないとその後、びっこのままだったり、再度骨折しやすくなります。骨折は自然治癒できない訳ではないですが、少しでもおかしいな思ったら、動物病院に連れて行きましょう。

犬や猫の骨折に対して獣医師が思うこと

人間の場合を想像してみてください。身の回りの人で、骨折した人は多数いると思いますが、そのなかで手術をした経験があるという人は少なくはありませんか?大多数の人は、ギプスで固定(外固定)で骨折を治しているはずです。

手術で骨折を治した(内固定)という人は少ないでしょう。理由は、「安静にしていられるか」が骨折治療において重要であるからなのです。

犬、猫ちゃんに「安静にしてね」といってもじっとしている子はいないでしょう。そのため、必然的に、外固定より内固定が選択されることが増えることになるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です