猫ちゃんに危険な 観葉植物 4選を獣医師が解説

綺麗好きな猫ちゃんは、よく毛繕いをしますが、その際に毛を飲み込んでしまうことがあります。そんな場合、猫ちゃんは毛玉を吐き出すために観葉植物や道端の草を食べることがあります。しかし、猫ちゃんはどの草を食べていいのか自分で判断することはできません。飼い主さんが正しい知識を身につけて、猫ちゃんが食べても大丈夫な植物を置き、危険な植物は取り除いてあげましょう!今回は人気な観葉植物の中から危険度の高い4つに絞って紹介していきます!

ユリ科の植物

ユリ科の植物と言えば、チューリップ・スイセン・クロッカス・ユリ・アネモネなどがあります!どれも春先にきれいな花を咲かせますが、これらの花はちょうど秋頃に球根を植えます。ユリ科の植物は葉っぱ、花びら、球根だけでなく、ユリ科の植物の入った花瓶の水も危険なので最も注意する必要があります。ユリ科の植物の中でも、特にテッポウユリ・オニユリ・コオニユリ・カノコユリ・キスゲは毒性が強いので注意してください!
摂取後2~3時間で嘔吐、下痢や脱水症状が見られることもありますが、二日後に突然(あるいは再び)状態が悪くなり嘔吐を繰り返すことがあります。腎臓を不可逆的に損傷する急性腎不全引き起こすので、症状が顕著にみられなくても動物病院に連れていくことをお勧めします。

ポトス

成長が早く、部屋に高級感の出るポトスタワーを作ってみたいという方…猫ちゃんのいる部屋には飾らないようにしてください!ポトスには、シュウ酸カルシウムという物質が含まれています。この物質は、ユリ科の植物と同様に急性腎不全を引き起こしたり、口腔内に痛みや腫れを生じたりすることが知られています。

ナンテン

赤い小さい実をつけるナンテン。ヒトでは、咳止めの薬としても利用されているため安全そうですが…ナンテンにも毒性があるのです。ナンテンの赤い実にはドメスチンと呼ばれる物質が含まれており、知覚・運動神経の麻痺を起こします。また、葉っぱにはナンジニンと呼ばれる物質が含まれており、大脳・呼吸中枢の興奮したあとに麻痺を起こします。

ポインセチア

クリスマスを彩るポイントセチア。クリスマスシーズンになると、家庭に飾ったり、商店街で見かけたりすると思います。そんなポイントセチアですが、毒性があることが知られています。主に、葉や茎と樹液に毒性があるといわれています。猫ちゃんが葉や茎を食べると、口腔内外に炎症、下痢、嘔吐を引き起こし、樹液に触れると皮膚炎を引き起こします。

獣医師が観葉植物について思うこと

我々獣医師も日々様々な症例に出会います。

しかし、実は観葉植物を誤食して具合が悪くなったケースは、ほとんどありません。おそらく、飲み込んで消化管で吸収されるよりも前に吐き出してしまうことが多いからだと考えています。そのため、論文でも症例報告はあっても、規模のある研究はほとんどありません。

猫ちゃんと観葉植物の関係は必要以上に恐れるのではなく、情報は必要な時にもしかして!という武器になればいいなと思っています。

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