犬のカフェイン中毒の症状や作用は?致死量?

そもそもカフェインって…?なんでしょうか。カフェインはチョコレートに含まれる中毒物質であるテオブロミンと同じキサンチン誘導体であり、主に中枢神経の興奮を促す化学物質です。

犬におけるカフェインが含まれるものを解説|カフェイン中毒とは?

カフェインはコーヒーのほかにエナジードリンク類などにも含まれています。そのため、徹夜明けやテスト勉強中に飲んだことがある方も多いのではないでしょうか。このカフェインは犬でも有毒作用をします。

カフェインが含まれているもの

・コーヒー
・緑茶
・烏龍茶
・ココア
・紅茶
・栄養ドリンク

カフェインの主な作用

犬に限らずカフェインには大きくわけて3つの作用があります。

①神経に対して抑制に働くアデノシン受容体を拮抗することにより中枢興奮作用を示します。
→覚醒剤などに比較するとマイルドですが、作用機序は似ています。

②ホスホジエステラーゼ阻害による強心作用
心臓の機能を高める働きがあります。

③細胞内のカルシウムイオンの遊離を促進することで骨格筋が収縮する作用があります。

いずれの作用も多量に摂取した場合に、起こることが知られていますが、犬の場合、代謝酵素の違いにより人よりも無毒化する能力が低いです。

犬におけるカフェイン中毒の症状

犬のカフェイン中毒の症状としては、落ち着きがなくなったり、興奮状態になったり、頻尿・頻脈になったり、けいれんを起こしたりします。中毒症状を起こすまで、1~2時間かかるので、誤食してすぐに症状がないからと言って安心しないでくださいね。

犬のカフェインの致死量

一般的に犬1kgあたり100~200mgです。これは、超小型犬がコーヒー2杯くらいを摂取する計算ですが、あくまでこれは致死量なので危険であることは覚えておいてくださいね!

特にてんかんなどの精神症状を発症したことのある犬には注意が必要です!

同じキサンチン誘導体であるチョコレートの記事はこちらから

犬にチョコレート中毒の症状と原因物質について

2018年6月21日

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「ペットの救急医療を可視化する」をミッションに掲げるANICALの獣医師が執筆。ペット2.0を意識した世界観で問題の本質を問うような記事の作成を心掛けています。