腎臓病を患う高齢猫の ごはん (食事)

高齢犬のフード( ごはん )はどのようなものが良いか書きましたが、今回は高齢猫(老猫)の腎臓病を患う子向けにどのような食事が良いかを解説していきます。

腎臓病を患う高齢猫(老猫)ちゃん向けのフード( ごはん )のススメ

高齢猫(老猫)ちゃんの腎臓病は炎症(糸球体腎炎、細菌の感染)、代謝異常:高カルシウム血症、遺伝性の腎炎、腎臓のリンパ腫などによって原発性の腎臓病が生じ、代償的な内因性の進行によって糸球体高血圧や肥大、全身のホメオスタシスの異常が起こることで症状として高血圧や電解質の不均衡が表れてきます。

高齢で腎臓病を患う猫の食事療法・ ごはん について

高齢の犬猫の場合もちろん薬で腎臓病の進行を抑えること、最低限にすることは重要ですが今回は食事療法でできることについて解説していきます。

高齢猫(老猫)の食事療法の7選

腎臓病がある高齢猫、高齢犬(老犬、老猫)はこの項目に注意してご飯を選んでいきましょう。

タンパク質の制限:尿毒症症状を改善し健やかに過ごすことができる時間を長くします。欠点としては血行動態が悪化し、タンパク質が枯渇、貧血やアシドーシスを導いてしまうことがあります。

リンの制限:高リン血症の改善を行います。

ナトリウムの制限:高血圧や慢性の腎不全の進行を抑えます。

カリウムの添加:低カリウム血症への対策として行います。

ビタミンBの添加:多尿や食欲の低下による不足を補います。

高脂肪食への変更:カロリーが高いフードを選ぶことで栄養障害や嗜好性を改善します。

オメガ3多価脂肪酸の添加:腎臓の保護や慢性腎不全、タンパク尿の進行を抑える目的で使用します。

基本的には各メーカーの療法食を試し高齢のワンちゃん、猫ちゃんに合ったフードを選べると良いですね。食いが悪い場合には食事を温めたり、水や鶏肉の添加することもおすすめです。

2つの皿へ別々の給餌を行うことや屋内の複数の場所へ食事を配置、ウエットタイプへの変更も水を摂取でき良いですね。

加えて、十分な飲水も心がけると良いですね。好みの飲み方や飲み場所を変えずに飲ませてあげましょう。

高齢猫(老猫)ちゃんにこんな症状がありませんか?腎臓病の症状

こんな症状を示す高齢猫ちゃん(老猫)は腎臓病が疑われますので動物病院で相談し、一緒に管理していきましょう。

食欲の低下、嘔吐、体重の低下、尿の量が変わった(多くなった、少なくなった)、高血圧、怠そう、目が見にくそう(出血がある)、皮膚が硬くなった、傷の治りが悪い、寝る時間が長くなったなど他の疾患との鑑別も必要になりますので複数当てはまる場合には検査をしてもらうと良いですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

獣医師が獣医療について飼い主さんに情報発信する場所を作りたい。「生きた情報」を発信していく場がまずは必要であると考え、ペットの医療を取り扱うメディアを立ち上げました。