犬の誤食が起こる理由と予防するためには?

犬の誤食の理由と予後|予防するためには?

世界初のペット保険の誕生から大きく遅れること数十年。1995年に日本で初めてのペット保険の契約がスタートしました。

2000年代に突入し、ようやくペット保険の認知度が増加してきており、現在ではその加入率は、日本全国のペット飼育頭数の5%、1,800万頭と言われ、万単位にのぼる加入者を母集団に、その請求状況から大規模な疾患統計が行われるまで成長しています。この統計の中に犬の誤食の情報が含まれているのです。

犬の誤食と保険について|異物による保険請求の割合は?

約66万件のデータを持つアニコム損保の最新統計では、1年間で約1万6千頭の誤飲・誤食請求あり(2016年度に契約を開始した539,656頭が対象)、割合でいうと3.0%に相当します。

報告されている全国の犬の飼育頭数987万頭(一般社団法人ペットフード協会、2016)を対象に単純換算すると、年間30万件以上の誤食が発生していると概算されます。

犬の誤食による予後は?

結果として「無処置・経過観察」で済む場合がある一方で、ときに食道閉塞・気管圧迫による呼吸困難・腸閉塞・消化管穿孔・中毒症状など重篤な症状の原因となることもあります。

アニコム損保の行った臨床獣医師172名に対して行ったアンケート結果によると85%以上の獣医師がヒモ・果実や梅干しの種・ヒトの医薬品・石や砂靴下やタオルの布類の誤食に遭遇し、死亡症例も多く報告されています。

犬の誤食は0~1才で起こりやすい

また、0歳、1歳で発生率が高い特徴があります。そのため、パピークラスでのトレーニングや適切な指導(フード、おやつ以外を食べてはいけないものと認識させる)が誤食予防に有効です。

また、誤食の発生率には一部犬種差があることが報告されています。これは品種改良を重ねてきた過程で、狩猟における追跡能力が強化されたことと関係があるのかもしれません。

犬の誤食の影響は他にも?避妊去勢の有無食事の与え方飼い主といる時間

また、避妊去勢の有無食事の与え方飼い主といる時間などにも影響されます。犬は本来、摂食行動として探究活動と追跡・捕食行動に1日を費やすため、家庭飼育下ではそれらが必要なくなり、本能の欲求が満たされなくなる可能性もあります。

さらに去勢避妊により基礎代謝量が20%ほど低下し、食欲も20%増加すると言われています。そのため、十分な満足感の得られないダイエットを実施している場合、欲求が満たされず、誤食のリスクが増加する可能性も挙げられます。

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