アニカルが考える動物病院の 獣医師 の使命と役割

動物病院の獣医師の使命と役割

今までANICAL(アニカル)では嘔吐・下痢から病気を見分ける方法や震え・アレルギーなどについてまとめて来ました。

私たちの記事等で飼い主さんが緊急性を判断し、連れてきて頂けるのがベストですが、必ずしも判断できるとは限りません。では、どのような場合に動物病院に連れて来ればいいのでしょうか?獣医師の使命について触れつつ、考えていきましょう。

動物病院の獣医師の使命〜EBVMとは?〜

EBVMという言葉はご存知でしょうか?

これは“Evidence-Based Veterinary Medicine”の略で、現在入手可能である最良の根拠に基づいた獣医療を提供することです。

元々はVeterinaryを抜いたEBMという言葉としてヒトの医療で大切にされていた概念です。

獣医師は、科学的に検証された現象に関する情報によって得た知識や技術と飼い主さんの価値観を踏まえて根拠ある獣医療によって、動物や飼い主さんに対して最良の臨床決定を下すのです。

飼い主さんが獣医師のインフォームドコンセントを聞き、飼い主さんの納得のいく治療を行うのが獣医師の使命です。つまり、獣医師はただ動物を治療するだけの仕事ではなく、飼い主さんの思いを肩代わりしているのです。

動物病院の獣医師が与えられるもの

“安心”

特に、救急の現場ではこの二文字に尽きると思います。この安心には、呼吸困難や発作など重度な症状を助けてもらえることによる安心だけでなく、以前記事で説明した病気でない震えを「この震えは大丈夫だよ」と獣医さん言われる安心も含まれます。

いつもと様子が違くて不安だからという理由で、夜間救急に来る飼い主さんも多いのです。

動物はしゃべらないので、どう具合が悪いのかあるいは大丈夫なのか簡単には読み取れません。わからない状態が一番不安です。救急かどうかに関係なく不安だったら、動物病院に連れてきて症状を知り“安心”しましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

「ペットの救急医療を可視化する」をミッションに掲げるANICALの獣医師が執筆。ペット2.0を意識した世界観で問題の本質を問うような記事の作成を心掛けています。