高齢猫で気をつけたい 肺腫瘍 の症状や治療

この記事では高齢の猫の 肺腫瘍 から四肢の指への転移による症状や原因を書いています。

高齢猫で気をつけたい! 肺腫瘍 の原因や治療について

高齢の猫で起こるこの疾患は肺指症候群とも言われており肺腫瘍(肺の悪性腫瘍・ガン)が四肢の指に転移した状態のことをさしています。もちろん、四肢だけでなく顔周囲の組織や眼にまで転移することが知られています。この病気の四肢で起こる症状や治療、診断について解説していきます。

高齢猫の肺腫瘍なのに四肢に起こる症状とは?

猫ちゃんがシニアになってきて考える病気の1つに腫瘍がありますが、通常猫の場合、四肢の異常は外傷がメジャーです。この病気を鑑別にあげる際には一般的な四肢に対する外傷の治療で効果が認められないことがあります。

基本的に猫の呼吸器(気管や肺)は異常があっても症状に至らないケースが多く、肺の症状よりも四肢の症状が先に認めれれてから気づくことになることが多いです。

高齢猫の肺腫瘍の診断

シニアの猫ちゃんでこの病気を疑う場合には足や指のレントゲン、胸部のレントゲンの撮影を考えます。そのほかにも腫瘍による影響が全身にないかをチェックするため血液検査を行います。

鑑別する病気には高齢で多い肥大型心筋症、大動脈血栓症や皮膚疾患、呼吸器病が考えられます。

高齢猫の肺腫瘍の治療

基本的にこの腫瘍に対する治療になりますが化学的な治療として抗がん剤、肺の病変部切除が考えられますが、かえって高齢猫ちゃんの生活の質を落としてしまう可能性が大いに考えられるため推奨はされないという報告があります。

現状、シニアの猫ちゃんにできる肺指症候群の治療は痛みを抑えてあげることや栄養サポート、呼吸器疾患であるため呼吸が苦しくなることに対する酸素の給与が緩和的なケアとして考えられます。

ご家庭の猫が足をひきづっていたり、歩きづらそうにしていてかつ、呼吸も苦しそうにしていたら様子見よりも一度動物病院に連れて行ってあげることをおすすめします。猫の肺指症候群は珍しい病気でメジャーな疾患ではありませんが頭の片隅に置いておく程度には良いかもしれません。

犬と猫の肺実質の病気 | 呼吸困難が起こる疾患

2018年10月15日

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