ニャッチング(nyatching)とは?猫のサービス

近年、様々な産業、サービス、延いては「お金」など価値にいたるまで多種多様なものに「2.0、3.0」と付けたガチな傾向がありますが、我々の領域である「ペット」に関していえば、その波はまだ迫りつつある途中というところでしょうか。

我々が知る限り、「ペット2.0」を公示している書籍、メディアは目にしないため、今回は、(勝手に)定義づけを行い、現代のペットサービス「ニャッチング(nyatching)」について概説したいと思います。

ペット1.0時代(ペットサービスの遷移)

近年の報告では、ペットを飼育している世帯は10世帯に1世帯を超えているといわれています。それに伴い、つい最近になってですが、ペットと泊まれるホテルや、ペットと行ける施設が増えてきているように感じます。
しかし、それでもペット可の施設はまだ少なく、特に公共交通機関では、多彩な背景のせいかペットを連れて「気軽に」同乗できることは少ないと思います。
そんな状況では、旅行や出張の際にはペットホテルやペットシッターを利用せざるをえないこともあるでしょう。
つまり、「ペットを飼育している人」と「ペットホテルなどの施設」がマッチング成立する時代なのです。

ペット2.0時代(ペットサービスの遷移)

業界用語的には、ペット1.0時代は「BtoC」サービス(企業とヒト)が一般的であったわけですが、ペット2.0時代ではこの関係がどう変わるのでしょうか。
ペット大国アメリカでは、すでに浸透しつつありますが、「CtoC」サービス(ヒトとヒトをつなぐ)が台頭してきています。
つまり、今まではペットを預けようと思ったり、散歩をしてもらおうと思ったら、そのようなサービスを提供している「企業」にお金を払い、代わりにそのサービスを提供してもらう関係であったのが、企業メインではなく、「ヒト」にお金を払い、「企業」はそのプラットフォーム使用料で収入を得るという構図のビジネスモデルがはやりつつあります。
その、「CtoC」サービスで、日本のペット産業を牽引しようとしているサービスが、「ニャッチング」なのです。

ニャッチング(nyatching)とは?

一言で説明すると、猫の世話代行サービスです。しかし、ペット1.0時代と大きく異なるのは、飼い主とペットシッターをつなぐのではなく、猫の飼い主と猫の飼い主をつなぐプラットフォームを提供するサービスであるということです。

つまり、日常生活で猫を飼っている人が、旅行や出張などで家を空けるときに、それまではペットホテルや知人しか選択肢がありませんでしたが、そこに第3の選択肢を提供したのです。

自分が猫ちゃんの世話を頼むケースもあれば、立場が逆転し、飼い主が他の猫ちゃんの世話を代行するケースもあるのです。真意は定かではありませんが、猫を通じてコミュニティーを拡げ、それにより恩恵を得られるサービスとも言い換えられるでしょう。

現在のところ、福岡のみでのサービス展開ですが、順次全国展開していくことが予想されます。

ニャッチングのサイト→https://nyatching.com/

獣医学的観点からニャッチング(nyatching)を視る

このサービスをはじめて知った頃、一飼い主として(犬ですが笑)ペットにもついにこの時代が来たかと感じました。しかし、飼い主であり、獣医師でもある我々からすると、つい気になってしまうことがあります。

それは、「感染症」です。近年、ニュースで取り上げられることが多くなってきたため、御存じの方も多いとは思いますが、人間が世界のいたるところまで行けることになったため、それに伴い病気もいたるところまで感染のリスクが生まれてしまったのです。

もちろん、感染症は人だけの話ではなく、猫ちゃん同士でも起こりうる話なのです。それまでは、別の猫の飼い主と接する可能性がなかった猫ちゃんもひょっとすると、その猫ちゃんの飼い主を通して病気に感染するリスクがあるのです。

最近では、獣医師によるPR戦略?により、混合ワクチンを接種している猫ちゃんも増えてきましたが、まだその接種率は高いとは言えません。

「ニャッチング(nyatching)」には、「混合ワクチンを接種しているか」という項目があるため、安心してシッターを頼むことができそうですね!
このようなサービスが出てくると、どうしてもネガティブなニュースが出てきがちですが、ネガティブをポジティブに変換し、さらなるポジティブを生み出せるサービスへと飛躍してほしいですね!

そうすると、ワクチン接種率も増加したりして。期待しています!

ニャッチング(nyatching)についてはアニカルTVでも公開しています!チェックしてください!
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ABOUTこの記事をかいた人

「ペットの救急医療を可視化する」をミッションに掲げるANICALの獣医師が執筆。ペット2.0を意識した世界観で問題の本質を問うような記事の作成を心掛けています。