犬の「 外耳炎 」の原因について解説

犬の 外耳炎 の原因を解説

アニコムの保険請求理由のランキング(2011年度)の中で、 外耳炎 は犬で1位・猫で3位とかなりの多くの割合を占めています。トリミングサロンなどでも相談の多い外耳炎の原因について解説していきます。

真菌によるもの

・マラセチア症

過剰な皮脂の分泌によって、Malassezia属に分類される酵母菌が過剰増殖を引き起こします。動物の皮膚の防御機構を障害し、菌体成分が表皮の細胞に浸透しやすくなってしまいます。これによって、痒み・紅斑・脱毛・脂漏や臭い匂いが見られるようになります。脂活性で油を好むため、油の多いフードには注意が必要です!

・カンジダ症

動物の皮膚や粘膜・消化管などに常在し、体調不良の時に感染するCandida属による感染症です。外耳炎とともに、皮膚炎・粘膜炎を伴うこともあります。

細菌によるもの

・急性湿潤性皮膚炎

膿皮症の1つであり、表面性細菌感染に分類される。なめたり、擦りつけたり、噛んだりなどの物理的障害で発症しやすくなります。細菌感染では、ブドウ球菌・緑膿菌・ミコバクテリウム・放線菌などによって感染します。しかし、原因は細菌感染だけでなく、アレルギー、外部寄生虫、不衛生な飼育、心因性によるものなど多岐に渡ります。

外部寄生虫によるもの

・耳ヒゼンダニ症

ミミヒゼンダニは犬猫の耳介から耳道にかけて寄生します。感染すると痒みの強い外耳炎を発症するだけでなく、耳介や耳道の皮膚の肥厚や脱毛・かさぶた・潰瘍などが見られます。

また、痒みが強いため頭をしきりに振ったり、引っ掻いたりするので、このような行動が見られたら注意してください。耳道に黒色の耳垢が見られることもありますので、こちらも合わせてご確認ください!

アレルギーによるもの

・アトピー性皮膚炎

細菌や真菌・寄生虫によるものであると、思われがちですが、アトピー性皮膚炎によって外耳炎が発症することもあります。他のこれまでに挙げてきた疾患と比べると、アトピー性皮膚炎による外耳炎は両側性に発症することが多いです。

痒いままにして放っておくと、さらに治りづらくなったり、他の子に移したり、別のところに転移したりといいことはありません!痒そうだなと思ったら、緊急ではありませんが動物病院に相談することが重要です!

犬の外耳炎のまとめ

︎︎︎︎☑︎犬の外耳炎はかなり多くの子がかかってしまう病気なので、注意!

︎︎︎︎☑︎外耳炎は真菌性・細菌性・寄生虫性・アレルギー性など原因は様々。

︎︎︎︎☑︎酷くなる前に動物病院へ!!!

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