toletta (トレッタ)とは?猫ヘルスケア最前線

様々なインダストリーとテクノロジーが掛け合わさり新たなサービス・プロダクトが怒涛の如く生まれている現在。ペット業界、しかもペットヘルスケア部門で先陣を切るように猫のIoTトイレ”toletta(トレッタ)”(株式会社ハチたま)が開発・発売されました。

猫のIoTトイレ”toletta(トレッタ)”とは?

「アニコム白書2017」でも発表されているように、猫ちゃんの疾患別請求割合で、1位は「泌尿器疾患です。つまり、日々の猫生活の中で飼い主さんは「猫のトイレ事情」をよく理解しておく必要があるのです。
今回は、IoTトイレ”toletta(トレッタ)”と猫の泌尿器疾患について解説していきたいと思います。

猫のIoTトイレ|toletta(トレッタ)で計測できるものは?

シンプルに説明すると、、”toletta(トレッタ)”は猫トイレとモバイルデバイスをインターネットを通じて接続し、猫のトイレの「回数」、「量」、「トイレの滞在時間」、「体重」を測定し、定量分析してくれる優れものです。

これまでは、体重計を使って猫の体重を測定したり、何となく回数が多いなと主観的なデータを基に猫ちゃんのトイレ事情を把握していたわけですが、”toletta(トレッタ)”があれば客観的なデータを可視化してくれるのです。これにより猫の泌尿器疾患を事前に把握できるのです。

猫の泌尿器疾患とは?

猫ちゃんは、その生物的特徴として、その他の動物種よりも腎臓の機能単位であるネフロンが少ないことが知られており、そのため、泌尿器疾患が多いと言われています。
特に、膀胱炎や、急性腎不全、慢性腎不全に代表される疾患は臨床的によく遭遇する病気であり、研究も良くなされている領域です。

膀胱炎と”toletta(トレッタ)”

膀胱炎を患うと、膀胱粘膜が過剰に刺激される状態が作られるため、一般的にはおしっこの回数が増加し、一回の排尿量が減少します。
”toletta(トレッタ)”は、猫ちゃんのおしっこの「回数」や「量」を測定することができるため、自宅にいなくても膀胱炎の症状に気づくことができるかもしれません。

急性腎不全と”toletta(トレッタ)”

中毒物質の摂取(腎性腎不全)や、尿管結石や尿道結石(腎後性腎不全)により、腎機能が急激に低下すると尿が作られなくなります。
”toletta(トレッタ)”は、猫ちゃんのおしっこの「回数」や「滞在時間」を測定することができるため、例えば、尿道閉塞などでおしっこを出したいのに出せない場合では、「滞在時間」は増加するのに、「量」がカウントされない状況を発見することができるかもしれません。

慢性腎不全と”toletta(トレッタ)”

高齢の猫ちゃんで多い慢性腎不全は、徐々に腎臓の機能が低下していく疾患です。腎臓の機能が低下してくると、尿を濃縮する機能と老廃物をろ過する機能が損なわれていきます。
尿を濃縮する機能が低下すると薄いおしっこがたくさんつくられるため、正常よりも尿の「量」が多くなります。また、老廃物を体外に捨てられない状況が続くと、気持ち悪さから食欲が低下し、「体重」が徐々に減少していきます。
”toletta”は、おしっこの「量」や「体重」変動を客観的にグラフとして見れるため、異常に早く気付ける可能性があります。

猫のIoTトイレ|”toletta(トレッタ)”の潜在的可能性は?

IoTの可能性は、そのプロダクトが世に出た瞬間から、データを集積することで更なる価値を創造できることにあります。つまり、多くの猫ちゃんがIoTトイレ”toletta(トレッタ)”を使用することで、泌尿器疾患における様々な症状を客観的データとして活用できる可能性を秘めているのです。
そうなれば、”toletta”が自動でデータを分析し、おしっこの事情から、膀胱炎のリスクをアラートしてくれたり、急性腎不全の早期発見をできるようになるかもしれません。

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