犬が 吐く 本当の理由を獣医師が解説

犬が吐く本当の理由とは?

「犬が突然吐いた」というのは、犬を飼っていれば、誰しもが一回は遭遇する出来事ですが、元気だったのに突然吐いてしまうと、やはり心配しますよね。ひと言に「吐く」と言っても原因は様々ですし、緊急性が高い症状から低い症状もあります。そこで、これさえ知っておけば、冷静に判断できる!ような記事に仕上がっています。

犬の「吐く」にも違いがある!?

ひとえに「吐く」と言っても、症状は様々あり、その程度によって緊急性も様々です。そこでまずは、「嘔吐」「吐き出し」「嚥下困難」の3つに分けて紹介します。

嘔吐

吐き出し物は未消化から消化物まで様々であり、下を向いて吐くことが特徴であり、吐き出し物をもう一度食べようとすることありません

多少なりとも消化されているということは、食べたものが胃や小腸に届いていた事を示しています。主因は胃や腸など消化管のトラブルや脳疾患、腎臓や肝臓の病気、薬の影響など多岐にわたります。

嘔吐に関する詳しいメカニズムはこちらの記事で!

犬が吐いた原因や理由は?嘔吐と吐出について

2018年8月17日

吐き出し(吐出)

力強く吐き飛ばし、吐き出し物をもう一度食べようとすることが特徴です。吐いたものが消化されていないため、主因は喉や食道にあると思われます。

動物病院に連れて行く場合、吐き出し物の写真や吐いたときの動画があったら、獣医師に症状を説明しやすいので、覚えておいてくださいね!

嚥下困難

嚥下(えんげ)とは、食べ物を飲み込むことで、嚥下困難は飲み込むことがうまく出来ずに、吐き出してしますことを言います。

この場合、胃や腸まで届いていないため、吐き出し物は消化されていません。

主因は飲み込み部分である口腔や喉、食道にあります。また、神経筋接合部の病気(重症筋無力症など)でも嚥下困難がみられることがあります。嚥下困難の場合、食事中に食べ物を咥えることができず、口から落とすことが多く見られます。

その犬の嘔吐、問題あり?なし?

犬の嘔吐は、基本的にヒトと同じように考えると分かりやすいです。ヒトと同様にワンちゃんも車酔いを起こしますが、しばらくすると良くなりますよね。

しかし、原因がわからない状態でそのまま体調不良を起こすようであれば、すぐに動物病院に連れて行きましょう。ここでは、問題のある嘔吐と特に大きな問題はない嘔吐を紹介します。

緊急性高い

以下の原因で嘔吐をした場合、すぐに動物病院に連れて行ってください。

下痢や熱があるとき
・吐き出し物に血が混ざっている場合
嘔吐が止まらない
・吐いた後ぐったりしている

緊急性低~中

以下の原因で嘔吐した場合、緊急的な問題は少ないと考えられるのでしばらく様子を見てください。

・食べ過ぎ
・空腹
・不安感
・乗り物酔い
・散歩中に雑草を食べた

ただし、しばらく安静にしていても改善されない場合は、動物病院に連れて行きましょう。

嘔吐に関してはまだまだ、たくさんの情報がありますので、今後も随時更新していきます。こちらの記事もあわせてお読みください。

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「ペットの救急医療を可視化する」をミッションに掲げるANICALの獣医師が執筆。ペット2.0を意識した世界観で問題の本質を問うような記事の作成を心掛けています。