冬に起こりやすい犬の健康トラブルとは?

今年は、平年より初雪が22日遅いそうです。昨年と比較すると28日遅いようで、スキーなどのウィンタースポーツ好きには頭を悩ませるニュースかもしれません。
そんな冬ですが、冬は乾燥や寒暖差で普段元気なワンちゃんも風邪をひいたり、元々皮膚病や関節、循環器などに疾患があるワンちゃんは持病がさらに悪化するケースもあります。そこで今回は、冬に悪化しやすい病気を紹介します。

心臓病

冬の強烈な寒さにより、体内では熱を放散しないように、血管を収縮させるように働きます。その結果、血圧上昇などが引き起こされるとヒトでは言われています。そのため、心臓病持つワンちゃんにとってお外の寒さや乾燥による咳は心臓に大きな負担になります。
そのため、冬場の散歩では、お洋服を着せる、昼間の暖かい時間に散歩に行くなどして体に対する負担を軽減してあげましょう。

関節炎

足を痛めたことがあったり、シニア期に足腰が弱くなってきていると、冬の寒さで血行が悪くなり関節に痛みが出たりすることがあります。そのため、朝の寝起きの時間帯は部屋を暖めてあげたり、マッサージしてなるべく、血行を良くしてあげましょう。

皮膚炎

皮膚炎といえば、湿気のある夏じゃないの?と思われる方も多いのではないでしょうか。我々獣医師もそう思っていましたが、冬場の天敵は「乾燥」です。冬の乾いた空気や暖房により、皮膚が乾燥しやすく、乾燥により痒みが出ることがあります。
さらに乾燥と寒さによる免疫力低下で皮膚の「バリア機能」も低下し、皮膚に細菌や真菌が繁殖して、皮膚炎になることがあります。暖房器具を使用する際は加湿器も同時に使用し、室内の湿度を4060%に保ちましょう。
さらに、犬用の保湿クリームなどを使うのも効果があります。
また、冬場に限ったことではありませんが、シャンプー後のドライヤーも気を付けてくださいね!ドライヤーの熱による皮膚の乾燥により、痒みが誘発されることがあります。

尿路結石症

我々人も、夏に比べて、冬には飲水量が減ると思いますが、これはワンちゃんたちも同様です。汗はかかないにしても、冬場でも体内の水分量は減少するため、積極的な水分を取らなくてはいけません。
しかし、寒いと水分を必要としないと感じることが多いようです。そのため、水分を失っていることに気付かずに、結果として熱中症のように血も尿も濃くなっている状態になります。
飲水量が減り、尿が濃くなると、結晶が析出しやすくなり、結石ができやすい環境となってしまいます。

まとめ

▷心臓病や関節炎のリスク軽減のため、寝起きは暖めてあげる&散歩前に室内でウォーミングアップなどを行う。

▷加湿器を設置することで、過度な乾燥を防ぐ。

▷尿路結石症のリスク軽減のために、積極的に水分を取らせる。(ウェットフードをあげるなど)

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