猫から人に 感染 する病気は?

核家族化や高齢社会の中で癒しの役割を担っている犬や猫のペットたち「仲間」あるいは「家族」として扱われるようにもなっています。そうして直接的接触が増加することはこれらのペットから病気が 感染 する機会が増えることにつながります

多くの感染症は、犬の病気の場合に犬に猫の病気の場合に猫だけに感染がするものがほとんどです。人が風邪をひいていたとしても犬や猫に感染することはありません

しかし、ほんの一部の病気が動物から人へ感染することがあります。

動物から人間に感染する病気を【人畜(獣)共通感染症】といいます。今回は猫から人に感染する病気を紹介します。

猫から人に 感染 する病気の種類

猫ひっかき病

病原体はバルトネラ菌という細菌で、猫の血液中に存在しています。ノミを介して猫から猫へと感染が広がり、日本では飼い猫の約7%がこの菌を保有していると言われています

特に若齢の猫、ノミがついている猫、屋外を出歩く猫、温暖な地域や都会にすんでいる猫で感染率が高いことがわかっています

猫の症状

この菌に感染していても、猫自身に症状はありません

人への症状

猫にひっかかれたり、かまれたりすることにより傷口から菌が入り、1~2週間後にリンパ節が腫れて痛みを感じる病気です

腫れるリンパ節は、腕の内側やわきの下、首の回り、足の付け根などが多い

軽い発熱

倦怠感

食欲不振

頭痛

上記の症状がありますが一般には自然に治ることがほとんどです

まれに重症化して意識障害をおこす脳症、強い頭痛の原因となる髄膜炎、肝臓にうみがたまる肝膿瘍(かんのうよう)などを引き起こす事があります

 

トキソプラズマ

猫だけではなくほとんどのすべての哺乳類・鳥類に感染します

しかし、ネコ科以外の動物に感染した場合、トキソプラズマは体外に出ることはありません

猫の症状

トキソプラズマに感染した猫が症状を発症することはまれで多くの場合は無症状

幼猫や免疫力の低下している猫が感染した場合は

食欲の低下、嘔吐、下痢、血便、黄疸、発熱、咳

人への症状

妊娠初期にトキソプラズマに感染すると胎盤を通して胎児に感染し、流産や死産や生まれた子供が先天性トキソプラズマ症になったりする事があります

予防方法

猫の便に触れない、触れたら手を洗う

猫が排出するトキソプラズマの虫体は便に含まれています。猫のトイレ掃除は頻繁に。猫の便に排出されたばかりのトキソプラズマの虫体は未熟なのでまだ感染力を持っていない

猫の便は密封して捨てる。虫体はオーシストと呼ばれる非常に丈夫な構造をしているので、少なくとも数ヶ月は生きています

 

疥癬

寄生虫の一種であるヒゼンダニと言うダニが寄生することによって起こる皮膚病です

疥癬に感染している猫との接触で感染します

完全室内飼いの猫も注意!

飼い主さんが外で疥癬の猫と接触する事で感染することもあります

猫の症状

猫の皮膚病の中で最も痒みを伴うと言われています

痒み

発疹

フケ

かさぶた

痒みの激しさからの食欲不振・元気消失

人への症状

猫と同様の痒みを伴う症状

病気ではないがノミの感染も?

猫のノミは体調2~3mmで、猫の体について産卵します。1匹のノミは、1日多いときで20個ほどの卵を産み、卵は2日で幼虫になります

猫の症状発生源は野良猫の寝場所となりやすい湿気があって暗いところです。

そこに出入りする飼い猫や飼い犬に寄生して、また人間についてこともあります。

ノミは13度以上の湿度の高い場所だったら成長するので、温かい室内で繁殖し増殖することになります。

猫の症状

激しい痒み

脱毛

瓜実条虫の感染

人の症状

皮膚の痒み

発熱

安全に愛猫と暮らすためには・・・?

定期的に掃除をする

過度なスキンシップをしない

爪切り・ブラッシングをこまめにする

猫に触った後は手洗いを必ずする

上記に気を付けることが良いと考えます。

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2018年8月3日

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